御朱印帳・画帖・折手本の違い
おはようございます
2016年最後の更新です。
12月28日から1月4日まではお正月休みとなります。
お問い合わせなどの際はご注意ください。
本日は、
・御朱印帳
・画帖
・折手本
の違いについてご紹介いたします。
まず、「御朱印帳」です。
御朱印の起源は諸説ありますが、納経の証としていただいたものが
形を変えて残っているとする説が有力です。
また、お遍路と呼ばれる四国八十八ヶ所霊場巡拝などに
代表される巡礼とも深い関わりがあると考えられます。
そして、御朱印帳は表と裏両方に御朱印が頂けるように
二つ折にした紙を交互に貼り合わせて作ります。
つくり方については、また後日ご紹介したいと思います。
基本的には奉書紙を用いて製作します。
「画帖」のつくり方は朱印帳と同様で、
こちらも表と裏の両方を使用することが可能となっています。
異なるのは大きさと使い方です。
御朱印帳はその名の通り「御朱印」を頂くためのものです。
11cm×16cmのものや12cm×18cmのものなど、
文庫本より少し大きいくらいのサイズが主流となっています。
それに対して「画帖」は、絵などを貼り込んだり、描きつけたりするためのものです。
用途としては、アルバムやスケッチブックに近いでしょうか。
サイズは様々ですが、6寸(約18cm)×7寸(約21cm)のものなど
大きめのものが多い傾向にあります。
本文には奉書紙や鳥の子などを用いることが多いです。
「折手本」とは、
蛇腹に折った紙をつなげて作る本のことです。
御朱印帳や画帖と異なり、表にのみ書き込みます。
経本などでイメージされる和本は、このタイプのものになります。
式辞用紙として使用されることもあるようです。
サイズは3寸(約9cm)×9寸5分(約29cm)などの縦長のものが主流です。
本文に使用する紙は、奉書紙、鳥の子、画仙紙や新中杉など
用途によって様々です。
書道業界においての区別はおおまかに以上のようになっています。
それぞれ当社の定番サイズがございますが、別寸での製造も可能です。
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